当院の院長は、歯科医師になって以来40年以上(※)にわたり、数多くの入れ歯治療を手がけてまいりました。その院長を筆頭に、当院では、経験豊富な歯科医師が入れ歯治療を担当しています。
よく噛める、痛くない、外れない。そんな入れ歯を作るには、治療過程における以下の2点が重要になります。
とはいえ、これらの技術を習得するには豊富な経験が欠かせず、歯科医師なら誰にでもできるというものではありません。その点当院の院長は、歯科医院内での診療だけに留まらず、訪問診療においても入れ歯の作製・修理・調整を数多く行ってまいりました。
訪問診療とは、寝たきりの方など通院が困難な患者さまのもとへ伺ってご提供する歯科診療です。患者さまのご自宅や介護施設は、当然ながら設備の面で歯科医院内とは異なります。加えて、ご通院可能な方々に比べ、患者さまのお体の状態が思わしくない場合もよくあります。入れ歯治療の観点から考えると、診療時の条件が、歯科医院内と比べて大きく制限されているのです。
こうした訪問診療の現場にて、院長は数多くの入れ歯治療を行ってきました。その経験は、「よく噛める・痛くない・外れない入れ歯」を作る技術として、当院の入れ歯治療にしっかり活かされています。
入れ歯が痛む、噛めない、外れる…。こうしたお悩みがありましたら、私たちにお任せください。さまざまなケースの入れ歯治療を経験してきた院長と、その院長のもとで日々診療に励んでいる歯科医師が、丁寧に治療を進めます。
※2021年現在
「入れ歯がガタついて合わない。」その原因の多くは、入れ歯の内面「床(しょう)」と入れ歯を支える歯ぐきとの間に、隙間が生じていることにあります。この隙間ができないようにするには、精密な型取りと、入れ歯が完成した後の調整が重要です。
私たちは、「個人トレー」を使用したり、丁寧に調整を行ったりなど、微妙な隙間をなくすためにさまざまな取り組みを行っています。
個人トレーとは、お口の型取りに用いるトレー(型取り材を載せる枠)を、お口の大きさや形に合わせて患者さまごとにお作りしたものです。規格が決まっている既製品ではなく、個人トレーを使って型取りを行うと、より正確なお口の模型を作れます。また完成後の調整にもこだわりを持ち、噛み方やお口の動かし方によって入れ歯が外れてしまわないよう、噛み合わせを含めた丁寧な調整を実施しています。
お口にぴったりと合う入れ歯をお作りになりたい方は、是非当院へご来院ください。
入れ歯は、型取りによって患者さまのお口の中を再現した模型をもとに、歯科技工士と呼ばれる専門家が作製します。
通常、歯科技工士が患者さまのお口の中を直接拝見することはありません。しかし模型のみでは、頬、唇、お口の内側の粘膜の状態など、細かな部分まできちんと把握しきれないのが実状です。結果として、お口にぴったりと合う噛みやすい入れ歯をお作りできないケースも、残念ながらあります。
そのため当院では、症例に応じ、歯科技工士が診療に立ち会えるよう努めています。歯科技工士が直接患者さまのお口の中を確認できれば、頬や唇、お口の内側の粘膜の状態について考慮した入れ歯作りが可能に。加えて、歯科技工士が患者さまから直にご希望を伺えますから、ますますご満足いただける入れ歯作りを目指せます。
私たちが提携する歯科技工所は、同じ建物内ではありませんが、当院の傍にある院内技工所です。院内に在籍する歯科技工士が入れ歯作製を担当しますので、密に連携を取りやすく、患者さまのご希望や担当歯科医師の意図などを伝えやすいという利点があります。ですから、お一人おひとりの患者さまに合う入れ歯を作製しやすい環境にあると言えます。
私たちは、保険診療であっても噛みやすい入れ歯をお作りしています。とはいえ保険診療の場合、入れ歯に使える素材に制約があり、自費診療の入れ歯に劣る面が出てきてしまうことも事実です。
例えば保険の入れ歯には、「歯ぐきと接する部分である床(しょう)を、プラスチック素材で作らなければならない」という決まりがあります。プラスチックで床を作る際には、日常生活での使用に耐えられる強度を生み出すべく、厚く作る必要があります。
しかし厚みのある入れ歯は、お食事のときに味や温度を感じにくくなるため、食事が美味しくないと感じる患者さまも少なくありません。また、お口に入れたときの違和感も大きく、入れ歯の装着自体が苦痛になってしまう可能性もあります。
そこで、より快適な入れ歯をお求めの方へ当院がお勧めしているのが、自費診療の特別な入れ歯です。自費診療の入れ歯なら、保険診療とは違い、豊富な選択肢の中から患者さまに合わせて適切な素材を厳選できます。床の素材も、金属やシリコンを選べば薄く作製可能です。食べ物の味や温度を感じやすく、装着時の違和感も少ない入れ歯が完成します。
加えて、自費診療なら治療の方法にも制限がありません。患者さまに合わせて工程を増やし、丁寧に治療を進めることもできます。特別な材料を使った精密な型取りや、噛み合わせについての綿密な分析を行い、お食事やおしゃべりに困らない、外れにくい入れ歯をお作りできるのです。
具体的には、以下のような自費の入れ歯治療をご提供しています。
金属の留め金であるクラスプを使用しない、見た目が自然な入れ歯です。残っている歯に留め金を引っかける必要がなく、歯への負担を抑えられます。また、保険の入れ歯に比べて安定感が増すため、物を噛みやすくなります。
歯ぐきと接する部分(床)に金属を使用している入れ歯です。耐久性に優れている上、厚みの気にならない薄い仕上がりにできるので、お口の中での違和感が少なく済みます。
私たちは、保険診療とともに自費診療の入れ歯作りも得意としていますが、無理に自費診療をお勧めすることは一切しておりません。安心してお任せいただけるものと思います。
ノンクラスプデンチャー | 120,000円〜200,000円(税別) |
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金属床義歯 | 200,000円〜300,000円(税別) |
治療名:入れ歯(ノンクラスプデンチャー)
治療の説明:金属のクラスプ(留め金)を使用しない部分入れ歯です。
治療のリスクや副作用:強い力をかけると割れる(欠ける)可能性があります。土台となるご自身の歯に負担がかかります。耐久性がやや劣るため、数年後に再作成が必要になる可能性があります。
治療名:入れ歯(金属床義歯)
治療の説明:入れ歯の土台となる床(歯ぐきに接する部分)が金属でできた入れ歯です。
治療のリスクや副作用:破損した場合、修理に時間がかかる可能性があります。金属の種類によってはアレルギーがでる可能性があります。加齢によるお口の中の変化により、定期的に調整が必要になる可能性があります。
使用中の入れ歯がある場合は、調整します。
お口の中を検査します。
お口がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。
あごの形や頬の動きを確認し、入れ歯をつくるための「型取り」を行います。
型取りしたデータをもとに、歯科技工所で入れ歯をつくります。
完成した入れ歯をお渡しし、使い方やお手入れの方法をご案内します。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 | |
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午前 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | □ |
午後 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | △ | × |
月曜~金曜 9:00~12:30/14:00~22:00
土曜・日曜 9:00~12:30/14:00~18:00
祝日 9:00~12:00
休診日:なし